「何から始めたらいい?」福祉団体の広報誌づくりがぐっと楽になる7つのステップ

2025.11.14コラム

3. 福祉団体ならではの編集ポイント

ここが最も重要です。

<個人情報・プライバシーへの配慮>

  • 氏名・顔写真の扱い
  • 利用者情報の匿名化
  • 配慮を欠く表現の排除
    編集で最も気をつけるべきポイント。

<写真撮影NGの現場での代替案>

  • 手元だけの写真
  • 背景ぼかし
  • イラスト・アイコン活用
  • 現場の雰囲気を損なわない工夫

    <制度解説の正確性>

    福祉分野は制度改正が多く、誤った記述は誤解を招きます。
    一次情報(厚労省通知など)に基づく記述が必須です。

    <専門用語のレベル調整>

    会員向けなのか、一般向けなのかで説明の深さが大きく変わるため、最初に設定しておく必要があります。

    <不適切・差別的表現のチェック>

    特に福祉領域では、表現の配慮が欠かせません。
    ガイドラインに沿った文字校正が重要です。

     

     

     4. 読みやすいレイアウトの基本

    • 見出しと段落で骨格を先につくる

    文章より先にレイアウトの流れを作ると、紙面の質が安定します。

    • 1ページの情報量は絞る

    余白は読みやすさの一部です。

    • 図解・アイコンで情報を整理

    制度説明などは図解が圧倒的に効果的。

    • UDフォントで誰でも読みやすく

    高齢の読者も多い福祉領域では必須。

    • Canvaでも十分きれいに作れる

    内製担当者でも取り組みやすい方法です。

     

     

    5. 企画に困らない!福祉団体で人気の特集例

    • 現場の声・インタビュー
    • 制度改正のやさしい解説
    • 会員活動の紹介
    • 多職種連携のレポート
    • 団体の歴史・周年特集
    • Q&A企画(専門家への質問など)